~蘇る~
古いものが新しいものに、無形のものが有形に。人の手により木・布・土・石・紙・ガラスなどがそれぞれ違う作品になっていき、同じ物ができることはなくいつでも感動と驚きを生み出します。作品は古くから伝わる技法を生かし一点ずつこだわりをもって作られ、世界に一つしかない一点ものです。「手づくりのぬくもりある暮らしがいい」をテーマに李紗羅は作家を応援させていただくと共に、皆様に愛される店になりたいと思っております。
~手仕事やの始まり~
父の代から始めた縫製会社は三姉妹の誰かが跡継ぎになって欲しい・・・よくあるパターン。デザイナーになりたい長女は専門学校卒業後デザイナーの夢を半ば諦め悲しくも跡継ぎに。次女は銀行員に、三女はサーファーに。それぞれ自分なりの選択で生きるのでした。やがてメーカーは縫製を中国を初めアジアへ進出。危機感をもった私たちはこのままだと食べていけなくなる、なにか手を打たなくては!家族会議の末、今の技術を生かしながら人のお役に立てることとしてオリジナル服をつくることになりました。店がオープンするまでは、つまみ細工で簪を作っている友人とパステル画と着物リメイクの三人展を開催。母の病気をきっかけにteshigotoya李紗羅をオープン。三年後の2012/6/28店名を李紗羅として現在の場所に移転しました。母亡き後も父は82歳で現役裁断士。長女は今もメーカーの仕事をやりつつ李紗羅のオリジナル商品を製作。是非仕立て屋が作る商品をご覧いただければ幸いです。